パチンコで「長期的には絶対負けなくなる」ように、私が必死で教えます!!シリーズ①【初心者・負けてる方向け】
私は一時期パチプーだったんですよ。過去形。
で、現役当時お世話になっていた「パチンコ攻略マガジン」(略してパチマガ)がなんと先日3/12発売号で最終号!?ということで驚きまして。
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今回はパチンコの勝ち方について、初心者向けの解説します。
「現役じゃないのに解説できるのか」って?
大丈夫! 解説するのはパチンコの大まかな仕組みと勝ち方についてなので、大丈夫…だと思いたい。
もくじ
パチンコ=複雑なサイコロ
唐突ですが、サイコロの出目の平均値って考えたことありますか?
平均値(期待値)は3.5です。計算式はこれ。
いきなり算数出すからもう嫌気が差したかもですがw
さて。今度は別の視点。
サイコロを「1回だけ」振ることにします。
サイコロを振る回数(試行回数)が1回ぽっちだと、どの目が出るかわかりません。ランダムです。1とか6とか、平均値3.5からは大きく離れた数字だって出るかもね。
ではサイコロを「1万回」振るとどうでしょう。
試行回数がめちゃ多いので、平均値としては3.5に限りなく近づいていきます。
サイコロとパチンコ台は同じ性質を持ってます。
『どういう性質が同じなん?』
●パチンコもサイコロも「単純に確率だけで決まる」という点で同じ。
●パチンコもサイコロと同じで1回1回の結果はランダムだが、試行回数を積み重ねれば平均値(期待値)に近づいていく点で同じ です。
期待値を決めるのは「1000円あたりの回転数」=釘調整が全て
『あんまピンと来ないけどまぁ飲み込んだるわ。で? じゃあパチンコで何をしたらその期待値とやらを積むことになるん?』
期待値はずばり、1000円につき平均何回転するか(スタートチャッカーに何回パチンコ玉が入るか)で決まります。
スタートチャッカーってコレね☟ 「へそ」とも呼ぶ
パチンコ台が「一定の確率で大当たりする」以上、
1000円につき1回転しかしない極悪調整の台 と
1000円につき100回転もする超甘釘台
では 後者の方がふつうに儲かります。まんま儲かります。
(こんな極端な釘調整はリアルではあり得ませんが…)
よく言われる「回る台は当たらない」は完全に誤った印象論です。
1000円あたりの回転数ごとの期待値分布はこういうイメージになります。一例ね。
ポイントはこの表で言えば「10時間みっちりブン回してこの数字になる」って事。
一時間回しただけじゃこの数字にはならないことにご注意。
2.5円交換で見てみましょう。
千円あたり18回しか回らない場合→10時間打ち続けた場合の期待値は-23500円
千円あたり32回も回る場合→10時間打ち続けた場合の期待値は+17500円
4円(=等価)交換で見てみましょう。
千円あたり18回しか回らない場合→10時間打ち続けた場合の期待値は-10200円
千円あたり32回も回る場合→10時間打ち続けた場合の期待値は+38300円
…というふうに図を見ます。
ちなみに期待値0円ラインの事をボーダーラインと呼びます。聞いたことあるよね。
ものごとを履き違えた人が「ボーダーラインだから打とう!」なんて言いますが、期待値0円なのでいつまで経っても稼げません。ただの時間の浪費です。
ボーダーラインを大きく上回らないと打つ価値はないのです。
期待値表を見る上で気を付けなくてはいけないのは、今いるホールの換金率は必ず把握しないといけないって事。
2.5円交換の店なのに、等価交換(=4円交換)だと勘違いしてしまうと
「4円交換・期待値17000円の台だと思って打ってたんよ。でも実はその店2.5円交換でさあ!期待値ほぼゼロだったんや!」
なんてことになります。てか君、学生やないか!?
機種それぞれの期待値計算はねえ…。
パチンコの期待値計算式ってけっこう複雑なんですよね…。
「そんなん自分じゃできんわ~」って方も安心して!
各機種ごとの期待値は、雑誌やネットに載ってる期待値表を見れば済むから、必ずしも自分で計算できなきゃダメってことはないんです。
まあ、自分で計算できるに越したことはないけどね…。
☝の期待値表は「10時間打ち続けた場合」のものだけど、それって大雑把だからね。
正確な期待値は、確変モードを除いた「通常モードでの総回転数」で決まります。
全てのパチプロはたった1つの理屈=期待値理論で立ちまわっている
全てのパチプロがやっていることは同じです。
「少しでも大きい期待値を叩き出す」 これだけです。
そのために少しでも釘が甘い台を探し、少しでも回転率が上がるようストロークを工夫し、少しでも無駄玉を節約できるよう止め打ちしてるんです。
パチプロなわけですから生涯をかけて打ち続けるわけですし、1日1日の勝ち負けなど一切気にしません。 ひたすら期待値だけを追求します。
パチプロとして慣れてくると、釘を見ただけでその台の期待値もおよそわかります。
「この釘なら1000円あたり30回転だな。なら10時間プレイでの期待値25000円くらいか」といった具合に。
台が日当25000円に見えるんですねw
たとえば期待値20000円分の仕事量を何日もこなすとします。
試行回数を積めば積むほど、1日あたりの平均値としては期待値20000に限りなく近づいていきます。 一ヶ月につき30日、毎日20000円分の期待値を積んだパチプロの平均月収は60万円、年収は720万円ってことになります。
(年中無休とかめちゃ勤勉ですね… てか今どき毎日そんなに期待値積みまくれる甘い地域ってあるの?)
パチマガはパチプロの教科書だった
私が現役だった頃、多くのパチプロが「唯一、役立つパチンコ誌」「唯一、期待値論をベースに解説しているパチンコ誌」としてパチマガを愛読してたんですよ。
ブログでパチンコのことを書くにあたって15年ぶりにパチマガ読みましたが、和泉純氏が相変わらずわかりやすい釘解説してますね。 現役時代は和泉氏の釘解説をよく参考にしたものです。
パチンコ産業というのは、期待値理論など知らずに「なんとなく儲かったらいいな~…」と理論武装無しで遊んでくれて 「期待値通りに負けてくれるフツーのお客さん」が大多数であることによって成立しています。
期待値理論を理解しているパチプロばかりに押し寄せられても困るわけです。
そう考えるとバカ正直に期待値理論を解説するパチマガというのは、ホールにとってはありがたくない面もある雑誌だったかもですね。 (私は大いに助かりましたが)
大多数の「フツーのお客さん」にとっても「パチマガって何か小難しいこと書いてあるなぁ…、もっと誌面が華やかなパチンコ必勝ガイド買お」 って人も多かったでしょうね。
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【余談】 んで。 パチマガ最終号と聞いて「そうかあ…1つの時代が終わるかあ…」なんて思いましたが 実はそうではなく、スロット攻略マガジンと統合するってことなんですね。『月刊パチマガスロマガ』として4月20日に新創刊、だそうです。
パチンコ客とスロット客って年齢層が離れてる気もするんだけど、さてどうなる。